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殺人請負詐欺事件初公判

 今回は、自己啓発セミナーとは全く関係のない記事です。

 本日、東京地裁八王子支部に行って来ました。タイトルにもあるように、殺人請負詐欺事件の初公判の傍聴です。

 さて、今回の事件の概要を。
 被告人は探偵業を営む奥平明男(49)。
 奥平被告が開設していたWEBサイト「駆込寺(旧・ブラックリスト)」(現在は閉鎖)を通じて、不倫相手の奥さんの殺害を依頼してきた女性から165万を詐取したというもの。
http://it.nikkei.co.jp/security/news/net_crime.aspx?i=2005100306375cf
 この奥平被告は、ある意味ネットではちょっとした有名人です。「2ちゃんねる」管理人・ひろゆき氏や「悪徳商法?マニアックス(悪マニ)」運営者・beyond氏に対してネット上で個人情報晒しや誹謗中傷やリアル社会で脅迫を行っていました。
 裁判では、今までの前科歴が明かされました。
 軽犯罪法違反等が数件と逮捕歴が数件。
 今まで、探偵業で顧客とのトラブルは1件のみ。「調査料の10万円を返せ」というもの。

 僕は、悪マニの会議室に書き込んだり、ウェディング社にbyond氏が訴えられた時に設立された「インターネット表現の自由を考える会(旧称・ウェディング問題を考える会)」の会員でもある事から、この事件には少なからず興味がありました。

 裁判は東京地裁八王子支部305号法廷にて午前11時に開廷。傍聴人は10人程度。そのうちの半分以上は悪マニの関係者でした。
 奥平被告はbeyond氏が言うように、まさに「目を見ればわかる。ドブ川が腐った様な色の目だ」でした。入廷してきた時に、傍聴席を恨めしそうな目で見ていました。

 起訴事実は、殺人依頼をしてきた女性から殺人を実行する意思も無いのに165万円を詐取したという事。奥平被告はこれを認めました。
 探偵業の仕事では浮気調査が多かった。殺人等の違法行為の依頼もあったが、依頼者は一時的な感情で依頼してくるのであり、話を聞いて落ち着かせていたと説明。しかし、今回の事件に関しては、自分が至らなかった・もっと話を聞いてあげれば良かった、と反省の弁を述べる。「依頼者の女性を騙すつもりはなかったが、結果的にそうなってしまった。それが詐欺と言われればしょうがない。」との発言も。
 女性から依頼を受けた時は、一時的な感情であり、心の部分を聞いて、不倫相手の家庭がギクシャクしているのなら相手に離婚を勧めるつもりだった、との事。しかし、女性は相手の奥さんに子供が出来、男もその事を喜んでいる事を間接的にだが知っていたらしい。その事を奥平被告が依頼を受けた時に、あるいは打合せをした時に知らないのはおかしいと思われます。
 そもそも、依頼を受けた時から殺人を行う事を前提として話が進んでいて、女性を落ち着かせようする意図が最初から無かった様に思われました。
 奥平被告は依頼者の女性に同業者の田部孝治容疑者を実行部隊として紹介しています。その際に田部容疑者に女性の事を「あぶない人」として伝えています。田部容疑者はこの女性から1500万円を詐取しています。
 僕の感想では、奥平被告と田部容疑者で共謀して「あぶない人」である依頼者の女性からカネを騙し取ったのではないかと思います。もともとやる気もない殺人依頼を請け負って、さも事が進んでいるように装い、様々な名目でカネを要求しています。依頼者も違法な事を依頼しているので、たとえ騙されたとわかっても被害を訴えないだろう、とタカをくくっていたのでしょう。
 裁判官からの質問で「165万円の用途は?」というものがありました。それに対する答えは「10万円は調査費」。残りの155万円に関しては具体的な用途は明確にしませんでしたが、田部容疑者が依頼をこなせなかった時に返金する為に手を付けていなかった、と言っています。

 依頼者の女性から受領した165万円は「申し訳なく思い」、女性の弁護士を通じて返金したとの事。返金を申し出た際、女性は弁護士を通じて1500万円(奥平・田部両名に払った額)でないと受け取らないと伝えた様です。
 弁護側は、この返金した事実をもって情状酌量を求めています。奥平被告が受け取った165万円は「不法原因給付であり返金の義務は無いが返金している」というものです。不法原因給付とは、不法な原因に基づいた支払いの事で、民法上は返還を求める事が出来ません。今回の場合は、「殺人依頼」というのが不法な原因です。これに対して裁判官からは、「民法上はそうだが契約法(?)上では返さないといけないのでは?」という発言もありました。

 奥平被告に対して、裁判官・検察官から「今後はどのようにして暮らしていくか?」という質問があり、それに対して、「探偵業はやめる。ネットもやらない。タクシーの運転手や運送業の様な職に突いて地道に生活をしたい。」という趣旨の事を答えていました。
 
 検察側からの求刑は懲役1年6ヶ月。これが、この手の事件で長いのか短いのかはわかりませんが、僕としては「まぁ、そんなもんなのかな?」という感想。
 弁護側は、前述の165万円を返金している事に加え、「駆込寺」を閉鎖している事、2ヶ月間勾留されいる事、マスコミ等の報道によって社会的制裁を受けている事を挙げ、執行猶予を求めています。
 
 次回公判(12/15午前10時50分から)で判決言渡しです。この手の刑事裁判って2回程度で結審するんですね。
 実は、裁判の傍聴はこれが初めて。やっぱり、映画とかドラマとは違いますね。山も谷もオチも無く淡々と進行していった印象です。
 ( ゚Д゚)_σ異議あり!!とかちょっと期待してたのですが…(笑)
 検察官も裁判官も早口で話すし、弁護士はボソボソと聞き取りづらい声だし、一番はっきり聞こえたのは奥平被告でした。
 次回も行けるかどうかは微妙ですが、行けたらまたレポします。

※問題があると思われる部分がありましたので一部訂正しました(12/15)
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by seminar_blog | 2005-12-12 17:53 | Misc
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