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証人の真骨頂 ~失われた記憶とネットに渦巻く陰謀~
 1/27に東京地裁425号法廷で「平和神軍観察会名誉毀損事件」の公判が行われました。今回も、前回に引き続きグロービートジャパン社長・黒須伸一氏に対する弁護側からの証人尋問です。

 この事件の争点は、「平和神軍観察会」の記載内容の真実性です。平和神軍とグロービートジャパンの関係を明らかにする為に、弁護側は証人として黒須伸一氏を呼び証人尋問を行っています。前回の公判では、黒須伸一氏は殆どの質問に「知らない」「覚えてない」を繰り返すばかりか、最後には「ネットに面白おかしく書かれるから答えたくない」という証言拒否をしました。裁判長もそれを認めるような発言をし、弁護側から苦情が出ました。今回の証人尋問でも証言拒否をするのか、した場合、裁判長はどのように扱うのかが注目されました。

 最初の質問には、黒須証人の奥さんについてでした。名前・旧姓等を質問なのですが、黒須証人は「プライバシーに関わる事なので答えたくない」との答え。また、検察側からも、「本件に関係の無い事」として異議が出ました。弁護側からは質問のを変えて、「平和神軍の機関紙「正理」の奥付に奥さんの旧姓が編集者として記されているが、知っていましたか?」という質問。これに対しては「知らない」「はじめて見た」という答えでした。しかし、休憩を挟んで再開した時に「勝手に名前を使われている」とも発言しました。
 「正理」には、隊士募集の記述があるのですが、それを見ても「まだ英治氏の頭の中にあるだけ団体だと思うのか?」という質問には、「思います」。「正理」に記載されている「士官学校」の住所を示して、「グロービートジャパンが所有している「花月荘」の住所が同じか?」には、「花月荘の住所は知らない」。「もし同じだったらどう思いますか?」には「仮定の質問には答えられない」という一連のやり取りの後、花月荘の登記簿を見せて、士官学校と同じ住所である事と所有者が花月食品になっている事を示したのですが、黒須証人は「自社所有の物件かわからない」という答えでした。
 また、「正理」について表紙は見た事はあるというので、「いつ見たのか?」「どこで見たのか?」「誰に見せてもらったのか?」「どのような状況で見たのか?」という質問が出ましたが、その全てに「覚えてない」という答えでした。また、この「正理」について「機関紙とは思わなかった」とも答えています。
 黒須証人自身は、平和神軍やイオンド大学のイベントや式典には参加した事が無いようです。花月荘で行われている事も「知らない」と答えていました。
 イオンド大学が博士会館として使用している「城ヶ島クラブ」という宿泊施設があります。ここのFax番号と花月荘のFax番号、イオンド大学のFax番号が同じ事に付いても「知らない」という答えでした。

 前回の証人質問で証言拒否をした英治氏へのグロービートジャパンからの報酬について、今回も質問がありました。黒須証人は最初はやはり「ネットで書かれるから答えたくない」と拒否をしましたが、裁判長は以下のような判断をし証言するように促しました。
・裁判所は証人の権利を守らなければならない
・証言する事により、証人が言うように証人に不利益が生じる事があるのは理解できる
・しかし、証人には質問に答える義務があり多少の不利益が生じることは仕方がない
・英治氏に報酬がいくら支払われているかは、平和神軍とグロービートジャパンの関係を明らかにする上で重要な事柄である
・知っている事を証言して欲しい

 前回の全面的に証言拒否を認める判断から大きく前進しました。
 これを受けて、黒須証人は「年間平均2000万円」と答えました。「平均という事は年度によってばらつきがあるのか?」という質問には「そうです」と答えましたが、「具体的に2002~2005年(度)の報酬は?」という答えに「覚えてない」という答えでした。「覚えてないなら何故平均がわかるのか?」という質問には「平均は平均だから」という禅問答のような答えでした。裁判長からも「平均という事はある年は2000万円以下である年は2000万円以上であると考えられるが、そのばらつきは大きいのか小さいのか?」と質問され、「小さい」という答えでした。
 「英治氏はグロービートジャパンで仕事をしているのか?」という質問には「していない」という答え。しかし、年間2000万円が支払われています。「株式配当という名目か?」という質問には「株式配当はしていない」。「では、どのような形か?」には「色んなケースがあるから覚えていない」という答えでした。
 「英治氏に金銭を支払う決済をするのは誰か?」という質問には「覚えてない」。「金額を決めるのは?」には「取締役会」。「取締役会で報酬の議題を出すのは誰か?」には、やはり「覚えてない」という答えでした。
 裁判長からも「取締役会で金額を決めるのか、英治氏から『今年はいくらくれ』という話があるのか?」という質問が出て、それに対して「取締役会で決める」と答えました。
 弁護側から、次回期日までにそれぞれの年度の報酬等を調べて答えて欲しい、と黒須証人に申し入れ、検察側から「証人には調査義務はない」という異議が出されましたが、弁護側は「記憶喚起の為であり会社に戻ればすぐにわかる事であるから調査とは言えない」と主張し、裁判長もそれを認めました。
 次回期日までに調べて貰う事は
・2002年~2005年の年あるいは年度毎の報酬
・報酬以外に支払っている名目及び金額
・グロービートジャパンとユナイテッドジャパン及び日経企画(共に黒須英治氏(平和神軍)が関係ある会社)の取引内容

です。
 黒須証人は最初は拒みましたが、裁判長から裁判を進めるのに必要ある旨を告げられ、「わかる範囲で調べて下さい」と言われ承知しました。

 「英治氏とはどれくらいの頻度で会っているのか?」という質問に「わからない」という答え。「(多いとか少ないとか)感覚的には?」には「感覚では答えられない」「週1回程度」。「会っている時間は?」「直近ではいつ会ったのか?」という質問にも、それぞれ「覚えてない」と答えました。
 黒須証人は3階建て家を持っていて、黒須英治氏の家族や弟の家族と同居しているのですが、それについて「台所やリビングルームはいくつあるのか?」という質問には「プライベートのことであり、ネットに書かれるから答えたくない」と発言しましたが、これも裁判長から再度質問され「3世帯住宅であり、それぞれ台所やリビングルームは別になっている」と答えました。この質問は、同じ家に住んでいて週に1回程度しか会わないというのはどういう事なのか、という意図です。英治氏から家賃を貰っているとも答えていました。

 「グロービートジャパンに英治氏からの借入金はあるのか?」という質問に「無い」という答え。「英治氏は花月食品の設立資金を出しているか?」という質問には「出してもらった」。「割合は?」には「覚えてない」。「見返りは求められなかった」とも答えていました。「花月食品を作る前に黒須英治氏に相談した事はあるか?」という質問には「無い」という答え。「設立の打ち合わせに出席していたか?」という質問にも「出席していない」と答えました。「最初の役員の選考基準は?」「誰が選考したのか?」という質問にも「覚えてない」と答え、「定款は誰が作ったか?」という質問には「覚えてないが他の人間の頼んだ」と答えてました。
 「花月食品を創める時に平和神軍の関係者に手伝ってもらったか?」という質問には「覚えてない」。「(出資している)黒須英治氏から取締役しろという要求はあったか?」という質問には「無かった」と答えています。
 「取締役の任期は何年か?」という質問にも「わからない」という答え。「(設立から役員の交代が何度かあるが)英治氏はたずさわっているか?」という質問には「たずさわっていない」という答えでした。株主総会を開いても英治氏は出席しないが、「委任状は無い」という事です。また、「株主総会を開く前に英治氏に話を聞くことはあるか?」という質問には「無い」。「株主総会の報告をするか?」という質問には「覚えてない」と答えました。

 この裁判の事が雑誌「月刊ブブカ」に取り上げられたのですが、その事についても質問がありました。
 「雑誌を見たか?」という質問には「見ていない」。「記事の内容は知っているか?」という質問には「詳しくは知らないがとりあえず知っている」。「英治氏からその事を聞いたか?」という質問には「話題に出たか覚えてない」という答えでした。取締役会で話に出たという事なので「誰から話が出たのか?」という質問がされましたが「覚えてない」という答えでした。また、「記事についての訴訟は出したか?」という質問には「出していない」と答えました。
 英治氏は、ブブカの編集部にこの記事についてのクレームの電話を入れています。その事について「知っているか?」という質問に「知らない」との答え。しかし、最初、質問した紀藤弁護士は「電話で」というのを間違えて「押しかけて」と言ってしまったのですが、その事に対して黒須証人は「事実と違う事をわざと言うのはやめて欲しい」と発言しました。クレームを入れた事実を知らないはずなのに、「押しかけた」という事が事実ではないという事を知っているようです。
 英治氏は電話で「グロービートジャパン会長」と名乗っています。「英治氏が会長と名乗るのどう思うか?」という質問に「迷惑」と答えました。また、「複数回(会長と名乗る事について)文句を言った事がある」と答えています。「いつぐらいから会長と名乗っていたか?」という質問には「知らない」。「最初に気付いたのは?」という質問には「覚えてない」と答えています。
 「会社の役員は英治氏の事をどのように呼んでいるか?」という質問には「知らない」と答え、「(黒須証人は)『会長』と呼んだ事はあるか?」という質問に「ある」と答えました。;「何故会長と呼んだのか?」という質問に「イオンド大学の会長という意味」と答えています。

 グロービートジャパンは高円寺に「花月第一ビル」という物件を所有しています。
 この物件について「物件を見つけたのは誰か?」「名前をつけたのは誰か?」「購入代金はいくらか?」という質問全てに「覚えてない」という答えでした。
 現在のグロービートジャパンの本社建物は、元朝銀の建物で競売物件を買って設立時の本社建物から移転したものです。
 これについても「物件を見つけたのは誰か?」という質問がされ、「知らない」と答えています。「契約書には(副社長の)鶴見氏の判子が押してあるのは何故か?」という質問には「代表権を持っているから」という答え。「購入の決定をしたのは誰か?」という質問には「役員会で決定した」。「購入の窓口になったのは誰か?」という質問には「鶴見がなった」という答えでした。本社移転について、英治氏はの提案は無かったと答えています。

 全体を通して、前回同様「知らない」「覚えてない」という答えが殆どでした。仮にも代表取締役である人間が、自社の事に付いて知らない事が多すぎます。また、社の重要事項をすぐに忘れてしまう、というのはどういう事なのでしょうか。特に、自分の父親である英治氏や英治氏が関わっている平和神軍をはじめてする団体については、すぐに忘れたり、他の役員に任せきりにして知らないようです。
 世の社長というのは自社の経営活動については、自分で動かなくてもある程度は把握しているものだと思っていましたが、僕の認識が間違っているのでしょうか…?

 黒須証人は、ネット上に裁判の内容が上げられるのを非常に気にしているようでした。弁護側からの質問に「ネットに書かれるから答えたくない」という発言を繰り返していました。また、紀藤弁護士とその仲間(傍聴している僕達の事だと思われます)によって、ネット上に悪評が広まるように操作をしている、と陰謀論まで出てきました。確かに、僕はこうやって傍聴記を書いていますし被告の次瀬氏を応援する立場ですが、法廷内の事をレポートしているだけで、意図的に読み手を誘導するような事は書いていません。
 また、Yahooで「グロービートジャパン」を検索すると1ページ目に紀藤・山口両弁護士のブログやこの裁判について書いた記事がヒットしますが、それについても、ネットに明るい紀藤弁護士が何らかの操作をしている筈だと訴えていました。
 SEOと呼ばれる検索最適化の技術はありますが、Yahooの結果は純粋に他のページから多くリンクが貼られた為に上位に来ているだけです。ちなみに、グロービートジャパンのWEBサイトは検索結果のトップにあります。
 この裁判はネット上の表現が問題になった事件であり、ネット上で注目が集まるのはわかりきっている事です。黒須証人は、英治氏が経営にたずさわっているという事は無い、と主張していますから、自社のWEBサイトなりでその事を公表すれば良いのではないかと思います。

 今回の裁判では証人の証言拒否を無条件に認める事も無く、また、答えない質問に関しても裁判長から再度同じ質問をして証人に答えさせるようにしていました。
 しかし、時間稼ぎとも思われる証人の発言が多々あり、進行はスムーズとは言えないものでした。黒須証人は、「自分が答えられる」と出廷しており、裁判は公開されているもの、という事を知っている筈です。自らが訴え出た事件なのですから、せめて証人の義務だけは果たして欲しいものです。

 次回は、黒須証人の最後の証人尋問になります。30分の検察質問も予定されています。次々回以降、検察側から証人を積極的に呼ぶ事はないが、弁護側が予定している鶴見氏が証人として出廷するのなら尋問をする事もあるそうです。

 次回期日は、2/27 13:30~16:30 東京地裁425号法廷です。今回、弁護側から出された宿題をちゃんとやってくるか気になるところです。

 4月以降の期日も決まりました。
 4/25 5/24 6/12 7/14(全て426号法廷) 8/4(525号法廷)
 時間は全て13:30~16:30です。

参考リンク:
平和神軍観察会 逝き逝きて神軍
インターネットに書かれるから証言拒否や追加訴訟(酔うぞの遠めがね)
「ガイアの夜明け」とラーメン花月(宗教&カルト・ウォッチ)
東京地裁でのできごと(辺塞、寧日無く…)
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