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自己啓発セミナーに関する様々な事柄を思いつくままに
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問題の本質を隠すべからず(日刊サイゾーの報道に物申す)
 日刊サイゾーの記事によって、俄かに「ランドマークエデュケーション」が注目を集めています。
http://www.cyzo.com/2010/10/post_5628.html
 記事の内容はサイゾーらしい芸能人のとりとめのないゴシップ記事で、特段注目するようなものではないのですが、その中で「事情通」が語るセミナーの説明があまりにも酷い。
 以下、問題部分を引用します。
 「『ランドマーク──』の勧誘方法は、マルチそのものですよ。各業界の顔の広い人物を囲い込み、勧誘を依頼して、受講者を獲得するたびに報酬を支払うんです。青田を勧誘したのは、ある大手出版社の女性重役です。有名な編集者ですが、以前からキナ臭い噂の絶えない人物でもあります。まだ会社に在籍しているはずですよ」(事情通)

 先日のイベントでも話しましたが、自己啓発セミナーは一見するとマルチ商法(連鎖販売取引)と似ている部分があります。それは、受講生が新たな受講生を勧誘(セミナー内では紹介という名目。大半のセミナーでは「エンロール」と呼ぶ)するという部分です。
 しかし、勧誘行為によって受講生に金品が与えられるという事はありません。もし、金品が与えられれば、それは「特定利益」となり、マルチ商法とみなされる可能性はあります。(参照:拙サイト内「セミナー勧誘は訪問販売」)
 
 問題の記事に戻ります。
 「事情通」氏は「勧誘を依頼して、受講者を獲得するたびに報酬を支払うんです」と述べています。
 これは実習内での事を言っているのか、実習とは別にランドマーク社が顔の広い人に勧誘を個別に依頼しているのかはわかりません。しかし、僕が自己啓発セミナーに関わっている時期からセミナー業界のウォッチを続けている現在まで、ランドマーク社を含む大手のセミナー会社で勧誘に対する報酬を支払っているという話を聞きません。

 もう一点、記事には問題の記述があります。
 そんな青田が一年前、「自己啓発セミナーに通っていた」という情報を入手した。「そこで洗脳され、自我が崩壊したと見られている」というのである。取材の結果、それは「ランドマークエデュケーション」なる自己啓発セミナーであることが判明した。

 確かに、自己啓発セミナーは心理学やカウンセリングの手法を使い、洗脳に近いことを行います。カルト宗教の洗脳教化でも使われている手法でもあります。
 しかし、記事にあるような「自我が崩壊」するまでの強いコントロールはセミナーのプログラムではほぼ不可能です。
 青田典子氏の奇行(芸能情報に疎く、どのようなものかわかりませんが)の原因がイコール自己啓発セミナーであると結論付けるのは少々強引であると思います。
 奇行がある→調べてみたら自己啓発セミナーを受講していたらしい→奇行の原因はセミナーでの洗脳だ、という単純な論法は、セミナー問題の本質を隠してしまう事にもなりかねません。

 このサイゾーの記事は、特にセミナーを批判するためのものではないとは思いますが、セミナーの問題点を「洗脳」や「マルチ的」と指摘しています。しかし、的外れです。
 批判するには、ステレオタイプなセミナー観を改め、しっかりとした調査・取材がマスコミの義務ではないかと思います。根拠のない批判は、批判対象に揚げ足を取られるばかりでなく、問題の本質が隠されてしまいます。
 既存メディアでは、今回のように芸能人が関わる場合くらいにしか、自己啓発セミナーの問題は取り上げられません。しかも、間違った認識でのセミナー観で取り上げられるので、多くの読者は間違った認識を植えつけられます。
 事実に即した報道を望みます。
# by seminar_blog | 2010-10-10 17:23 | News | Comments(0)
「やや日刊カルト新聞」創刊1周年記念イベント開催
 カルト問題を扱う「やや日刊カルト新聞」というニュースブログサイトがあります。このサイトが10/1で創刊1周年を迎えます。創刊1周年を記念して、10/3(日)に新宿ネイキッドロフトでトークイベントが開催されます。
『やや日刊カルト新聞創刊1周年記念 カルト!カルト!カルト!』
 たぶん日本で唯一、宗教やスピリチュアル産業などの社会問題の専門ニュースブログ『やや日刊カルト新聞』が、おかげさまで10月1日でめでたく創刊1周年。一般メディアが報じないばかりか、『やや日刊カルト新聞』でさえフォローしきれないほどニュースが多い「カルト問題」。この1年間、取材・執筆を行ってきた記者陣が、混沌としたカルト問題の最新事情と取材の裏側を語ります。
 さらにゲストとして、カルト問題や消費者問題などに取り組む山口貴士弁護士、自己啓発セミナーでX JAPANのTOSHIとともに過ごした山本ゆかり氏をお招きします。
 主筆・藤倉善郎が、ご来場のお客さんのためにプレゼント抽選会をやろうともくろんでいますが、どうせカルトな品でしょう。

【出演】やや日刊カルト新聞社 / 藤倉善郎(主筆) / エイト(記者)/ 橋爪研吾(記者)/ mamma(記者)
【ゲスト】山口貴士氏(弁護士)/ 山本ゆかり氏(「MASAYAこと倉渕透グループの問題を考える会(仮)」代表)

【主催】
やや日刊カルト新聞社

OPEN 18:00 / START 19:00
前売¥1,500 / 当日¥1,800(共に飲食代別)


前売予約はネイキッドWEB予約http://www.loftprj.co.jp/naked/reservation/
電話予約(tel.03-3205-1556)受付けます。
問:tel.03-3205-1556(Naked Loft)

 僕も「やや日刊カルト新聞」に記者として参加しており、イベントにも出演します。自己啓発セミナーについて、心理学カルト、経済カルトという視点からお話しようかと考えています。

 皆さんのご来場をお待ちしております。

【参考】
10月3日、やや日刊カルト新聞創刊1周年記念イベント(やや日刊カルト新聞)
# by seminar_blog | 2010-09-21 21:57 | News | Comments(0)
日本ペンネット発足
弁護士、フリーライター、ブロガー等が集まり、ネット上での表現の自由を守る為の団体「日本ペンネット」が発足しました。
この「日本ペンネット」は、このブログでも一審の傍聴記を書いてきた「日本平和神軍観察会事件」の最高裁での有罪を判決を受けて、被告であった橋爪氏、刑事弁護をしていた紀藤弁護士・山口弁護士、フリーライターで「やや日刊カルト新聞」主筆の藤倉氏、「悪徳商法マニアックス」管理人のbeyond氏、「水商売ウォッチング」のapj氏、他数名のブロガー等が中心となって、ネット上の表現の自由を考える団体として活動します。
僕も立ち上げメンバーとして参加させていただきました。

日本ペンネット発足に関しての詳しい情報は以下のリンクをお読みください。
やや日刊カルト新聞「「日本ペンネット」結成、5月22日に都内で旗揚げイベント」
弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版「日本ペンネット(英語名 THE JAPAN PEN NET or PEN NET JAPAN 略称 JPN or PENN )結成記念イベントが開催されます。」
弁護士山口貴士大いに語る「「日本ペンネット」旗揚げ!」

リンク先の記事にもあるように、日本ペンネット発足に伴い、結成記念イベントが5/22に新宿ネイキッドロフトで開催されます。

「日本ペンネット」旗揚げ!
最高裁と大マスコミはネット表現の敵ですか?
有罪確定の「平和神軍観察会」運営者を囲む会

ラーメン花月チェーンと右翼カルト「平和神軍」の関係(事実です)を暴いたら、訴えられて最高裁でも負けちゃった。大手新聞からは、取材もないまま愉快犯扱いされて誹謗中傷されちゃった。最高裁も大マスコミも「ネット表現の自由」の敵確定。いま、ブロガーは何をすべきか。“前科一犯”にされた「平和神軍観察会」運営者を囲み、裁判(係争中含む)経験者のブロガーたちが語る。
ネットで活動する一般市民を中心に、ネット表現の自由を守るため結成された「日本ペンネット」旗揚げイベント。紀藤正樹弁護士のサプライズ参加あるかも!?

【場所】
NakedLoft
東京都新宿区百人町1-5-1 百人町ビル1F
TEL: 03-3205-1556
【時間】12:00開場/12:30開演
【料金】前売¥1,000/当日¥1,200(共に飲食代別)、現在、Naked Loftにて電話予約受付け中
【出演】橋爪研吾(「平和神軍観察会 逝き逝きて平和神軍」運営者)/山口貴士(弁護士) /Beyond(「悪徳商法?マニアックス」運営者)/天羽優子(「水商売ウォッチング」運営者)
【司会】藤倉善郎(日本ペンネット代表、やや日刊カルト新聞社主筆)
【主催】日本ペンネット
【協賛】やや日刊カルト新聞社
【開場地図】

日本ペンネット発足_e0052125_23551076.gif


僕もブロガーのひとりとして出演する予定です。
直前の告知となってしまいましたが、ネット上の表現の自由などに興味のある方は、是非、ご参加ください。
フロアを交えたディスカッションも行う予定です。
# by seminar_blog | 2010-05-21 00:03 | News | Comments(0)
HOHと被害者が和解
 HOHと被害者の間で和解が成立しました。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010041400711
 自己啓発セミナーで恐怖心をあおられ多額の金銭を支払わされたとして、参加者らが主催会社「ホームオブハート」(栃木県那須町)に損害賠償を求めた訴訟などは、同社が請求を上回る額の和解金を支払うことで、14日までに和解が成立した。
 参加者側代理人の紀藤正樹弁護士によると、和解は東京地裁で3月9日付で成立。女性5人に今月9日までに和解金が支払われ、参加者側が訴えを取り下げた。
 同地裁や東京高裁では既に、同社などに賠償を命じる判決が出ている。同社側は上告や控訴のほか、紀藤弁護士らに賠償を求めた訴えなども取り下げ、計8件の訴訟が解決した。
 紀藤弁護士は「勝訴的和解だ。これからも被害救済とホームオブハートへの追及を続けたい」と話している。


 HOHと被害者や被害者の代理人弁護士の間では何件もの訴訟があり、さながら訴訟合戦のような状態でしたが、今回の和解でHOHから被害者側に被害実損額と裁判で勝訴した場合と同額の慰謝料および弁護士費用が支払われ、被害者にとってはほぼ全面勝訴的な解決となりました。
 今回の和解は、HOHの広告塔としてコンサートやCD販売などで活動していたTOSHIが、今年1月にHOHからの脱退を表明したのがきっかけだと思われます。HOHにとってTOSHIは、防御壁のような役割だったと思います。しかし、その防御壁が一転して自分達を攻撃する側に回ったため、これ以上、裁判で争うのは不利だと判断したのではないでしょうか。
 しかも、被害者の請求をすべて認めた上でのHOHからの和解提示ですから、HOHが全ての非を認めた事になります。

 TOSHIと同様に、まだ被害回復がされていない元受講生や、現在でもHOHに残っている潜在的な被害者はまだ存在しています。被害者団体の代理人である紀藤弁護士は「ホームオブハートへの追及の手は緩める気はありませんし、またホームオブハートを脱会してくる被害者らへの暖かい手を差し伸べるつもりでいます。」と自身のブログに書いています。

 TOSHI自身もmixiの日記で以下のように報告しています。
以下のような文章が紀藤正樹弁護士のブログに掲載されました。

「被害者らの主張を、でっちあげなどと述べてきたホームオブハートが、被害者側の請求をすべて認めるものであり、言わば白旗とも言えるものであったことから、被害者らとしては、2004年4月から続く、一連の紛争にいったん終止符を打つこととし、この勝訴的和解を受け入れることにしました(2010年3月10日)。」(紀藤弁護士のブログより)

http://homepage1.nifty.com/kito/htp-info.htm


このような形で、ホームオブハート被害者の皆様や紀藤弁護士らのすべての関連裁判が、完全勝訴的に終止符を打つこととなりました。
皆さまにご心配をおかけしましたが、本当に今までありがとうございました。


今後は、このような多くの被害者がこれ以上出ないように、また、自分自身も13年間のすべてのものを奪われたことについて、正面から戦っていきたいと考えています。


 和解したからといって一件落着ではありません。まだまだHOHの問題は残っています。1日でも早く、全ての被害者が救済される事を祈っています。

参考:
ついにホームオブハートと全面勝訴的和解が成立(紀藤正樹の/LINCホームオブハートとToshi 問題を考える)
ホームオブハート事件:全面勝訴的和解の成立-2004年4月以前の被害者についての勝訴的和解のご報告(弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版)
ホームオブハート訴訟、被害者の“完勝”で和解=TOSHIの脱会が転機に(やや日刊カルト新聞)
ホームオブハート裁判・和解で終結。(酔うぞの遠めがね)
# by seminar_blog | 2010-04-15 10:47 | Trouble | Comments(0)
TOSHIとHOHの問題は終わっていない
サイゾーから
http://www.cyzo.com/2009/07/post_2298.html

まあ、TOSHIもミュージシャンだし、マイケルと一緒に何かやりたいと思っても不思議は無いと思います。
記事の内容自体はどうでもいいんです。

気になったのはこの部分。
 X JAPANに詳しい音楽関係者は次のように明かした。

「ヘビメタ、ハードロックなイメージのX JAPANですが、YOSHIKIがクラシック畑出身だったり、TOSHIもアコースティックな曲が好きだったりと音楽性は多彩そのもの。年代的にもTOSHIがマイケルが好きでも一切おかしくはないですね。マイケルは幼児虐待の容疑をかけられ、TOSHIも自己啓発セミナー・ホームオブハート関連で告訴され、二人とも最終的には勝訴していますが、そのように、いわれのない事件や裁判で苦労している点でもTOSHIはマイケルにシンパシーを感じていたようです」

TOSHIの裁判もHOHの裁判もまだ続いていますが何か?
しかも、「いわれのない事件や裁判」って…

5/28にはTOSHIも被告人になっている民事裁判の判決が東京高裁で出て、HOH側は敗訴しています。
http://news.livedoor.com/article/detail/4176427/

終わっていない裁判はまだまだ沢山あります。
http://htp.cocolog-nifty.com/blog/
いわれのない事件でこれだけ訴訟合戦になりますか?

この記事でコメントしている音楽関係者というのがどんな人物かはわからないけど、ミュージシャンとしてのTOSHIしか知らないんだろうな、と思います。
自己啓発セミナーの問題点というのは、関わった事がある人や興味の無い人にはまったくわからない。
セミナー関係者のメッセージは綺麗で耳障りがよく、もっともだと思うようなことを発し、善行を薦めています。
しかし、その裏ではHOHのように子供が虐待されていたり、受講生から借金をさせてまでカネを貢がせたり、無償で労働させたりと、悪行を行っているのです。
TOSHIは今でもその中にいます。
「癒しのコンサート」と題したHOHの宣伝になる音楽活動を全国で行っています。
その音楽活動でも金銭がらみの事件がありました。
http://news.livedoor.com/article/detail/4113982/

TOSHIのHOHの問題はまだ終わっておらず、現在も継続中なのです。
それを、サイゾーといえども、多くの人に読まれるメディアが終わった事件として扱うのはどうかと思いますね。
# by seminar_blog | 2009-07-05 12:41 | News | Comments(0)