人気ブログランキング | 話題のタグを見る
excitemusic

自己啓発セミナーに関する様々な事柄を思いつくままに
by seminar_blog
ICELANDia
最新の記事
カテゴリ
タグ
以前の記事
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


HOHと被害者が和解
 HOHと被害者の間で和解が成立しました。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010041400711
 自己啓発セミナーで恐怖心をあおられ多額の金銭を支払わされたとして、参加者らが主催会社「ホームオブハート」(栃木県那須町)に損害賠償を求めた訴訟などは、同社が請求を上回る額の和解金を支払うことで、14日までに和解が成立した。
 参加者側代理人の紀藤正樹弁護士によると、和解は東京地裁で3月9日付で成立。女性5人に今月9日までに和解金が支払われ、参加者側が訴えを取り下げた。
 同地裁や東京高裁では既に、同社などに賠償を命じる判決が出ている。同社側は上告や控訴のほか、紀藤弁護士らに賠償を求めた訴えなども取り下げ、計8件の訴訟が解決した。
 紀藤弁護士は「勝訴的和解だ。これからも被害救済とホームオブハートへの追及を続けたい」と話している。


 HOHと被害者や被害者の代理人弁護士の間では何件もの訴訟があり、さながら訴訟合戦のような状態でしたが、今回の和解でHOHから被害者側に被害実損額と裁判で勝訴した場合と同額の慰謝料および弁護士費用が支払われ、被害者にとってはほぼ全面勝訴的な解決となりました。
 今回の和解は、HOHの広告塔としてコンサートやCD販売などで活動していたTOSHIが、今年1月にHOHからの脱退を表明したのがきっかけだと思われます。HOHにとってTOSHIは、防御壁のような役割だったと思います。しかし、その防御壁が一転して自分達を攻撃する側に回ったため、これ以上、裁判で争うのは不利だと判断したのではないでしょうか。
 しかも、被害者の請求をすべて認めた上でのHOHからの和解提示ですから、HOHが全ての非を認めた事になります。

 TOSHIと同様に、まだ被害回復がされていない元受講生や、現在でもHOHに残っている潜在的な被害者はまだ存在しています。被害者団体の代理人である紀藤弁護士は「ホームオブハートへの追及の手は緩める気はありませんし、またホームオブハートを脱会してくる被害者らへの暖かい手を差し伸べるつもりでいます。」と自身のブログに書いています。

 TOSHI自身もmixiの日記で以下のように報告しています。
以下のような文章が紀藤正樹弁護士のブログに掲載されました。

「被害者らの主張を、でっちあげなどと述べてきたホームオブハートが、被害者側の請求をすべて認めるものであり、言わば白旗とも言えるものであったことから、被害者らとしては、2004年4月から続く、一連の紛争にいったん終止符を打つこととし、この勝訴的和解を受け入れることにしました(2010年3月10日)。」(紀藤弁護士のブログより)

http://homepage1.nifty.com/kito/htp-info.htm


このような形で、ホームオブハート被害者の皆様や紀藤弁護士らのすべての関連裁判が、完全勝訴的に終止符を打つこととなりました。
皆さまにご心配をおかけしましたが、本当に今までありがとうございました。


今後は、このような多くの被害者がこれ以上出ないように、また、自分自身も13年間のすべてのものを奪われたことについて、正面から戦っていきたいと考えています。


 和解したからといって一件落着ではありません。まだまだHOHの問題は残っています。1日でも早く、全ての被害者が救済される事を祈っています。

参考:
ついにホームオブハートと全面勝訴的和解が成立(紀藤正樹の/LINCホームオブハートとToshi 問題を考える)
ホームオブハート事件:全面勝訴的和解の成立-2004年4月以前の被害者についての勝訴的和解のご報告(弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版)
ホームオブハート訴訟、被害者の“完勝”で和解=TOSHIの脱会が転機に(やや日刊カルト新聞)
ホームオブハート裁判・和解で終結。(酔うぞの遠めがね)
by seminar_blog | 2010-04-15 10:47 | Trouble
<< ASKのセミナーで死亡事故 TOSHIとHOHの問題は終わ... >>